2



「ここ・・・・どこ・・・?」


家庭科室とは違う、なにも無い白い空間に私は一人でいた。

美沙の姿は無く、傍らにカバンとトレイに乗ったままの9つのプリンがあった。




「夢じゃないよね」



抓った頬も痛い。



「どうしたらいいのだろ・・・・・・って、またぁ!?」


そう、まただ。

また・・・・・・・・・私の下に床は無かった。



「なんなのよー!!!?」







~~~~~~~~







トリップストーン。

この世に2つしかないと言われる珍しい石だ。

その石は別の世界より人を連れてくると言われている。

信じがたいが試してみる価値もある。
そう思い今回はこの石を盗んだ。



「ねぇ団長、ホントに異世界から誰か来るの?」

「さぁな。試してみなければわからん」



団員は半信半疑で石を見る。



「まぁいい。一応警戒しておけ」

『了解』



返事は返ってくるものの明らかになめている。

しかし、アイツらなら多少のことがあっても大丈夫だろう。


石を手に持ち少し離れた地面に叩きつける。



パリン___


地面に当たったとたん、石とは思えない音と共に石は粉々に砕けた。

とたんに


『!?』


眩い光がホームを包み込んだ。


そして光りが収まるとその場に



[もう・・・・次はなんなのよ・・]


見知らぬ女がいた。













[]の中は日本語


スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。