「ここ・・・・どこ・・・?」
家庭科室とは違う、なにも無い白い空間に私は一人でいた。
美沙の姿は無く、傍らにカバンとトレイに乗ったままの9つのプリンがあった。
「夢じゃないよね」
抓った頬も痛い。
「どうしたらいいのだろ・・・・・・って、またぁ!?」
そう、まただ。
また・・・・・・・・・私の下に床は無かった。
「なんなのよー!!!?」
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トリップストーン。
この世に2つしかないと言われる珍しい石だ。
その石は別の世界より人を連れてくると言われている。
信じがたいが試してみる価値もある。
そう思い今回はこの石を盗んだ。
「ねぇ団長、ホントに異世界から誰か来るの?」
「さぁな。試してみなければわからん」
団員は半信半疑で石を見る。
「まぁいい。一応警戒しておけ」
『了解』
返事は返ってくるものの明らかになめている。
しかし、アイツらなら多少のことがあっても大丈夫だろう。
石を手に持ち少し離れた地面に叩きつける。
パリン___
地面に当たったとたん、石とは思えない音と共に石は粉々に砕けた。
とたんに
『!?』
眩い光がホームを包み込んだ。
そして光りが収まるとその場に
[もう・・・・次はなんなのよ・・]
見知らぬ女がいた。
[]の中は日本語
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